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IRR(内部収益率)とは?

アパート投資を始めようとする際、「利回り」ばかりに目がいきがちですが、それだけでは本当の収益性は見えてきません。

特にアパート経営は長期戦になることが多く、初期費用も大きいため、収支を総合的に評価できる指標「IRR(内部収益率)」の活用が重要です。

IRR(内部収益率)の基本とは

IRRとは何か?

IRR(Internal Rate of Return/内部収益率)とは、「投資した資金(投下資本)と、その後のキャッシュフローの現在価値が等しくなるような割引率」のことです。

つまり、時間の価値を考慮した本質的な投資効率を表す数値です。

例えば、同じ300万円の利益でも「1年後にもらえる」のと「5年後にもらえる」のでは、当然前者の方が有利。IRRはこうした時間の価値を考慮して収益性を評価できます。

アパート投資におけるIRRの有用性

アパート投資では、家賃収入というインカムゲインだけでなく、売却時のキャピタルゲインまで含めて総合的に収支を評価すべきです。IRRは以下のようなキャッシュの流れをすべて数値化できます。

これらを時系列で捉えることで、単なる利回りでは見えない投資全体の効率が見えてきます。

IRRが高くなるケースとリスクの見極め

IRRが高くなる物件の特徴

IRRが高い=安全とは限らない

IRRが高い物件は一見魅力的に映りますが、その裏には次のようなリスクも潜んでいます。

IRRが高い投資ほど、前提条件が崩れたときの損失リスクも大きくなるため、慎重な判断が求められます。

IRRと投資規模の関係性

IRRは「効率」を示す数値なので、必ずしもIRRが高い投資が利益額も大きいとは限りません。

例えば、IRR10%の100万円投資よりも、IRR9%の1億円投資の方が利益額は大きくなる場合もあります。

そのため、金額ベースの「NPV(正味現在価値)」も併用することで、より現実的な投資判断が可能になります。

IRRを使いこなすための実践ポイント

他の指標と組み合わせて使う

IRR単独では判断が難しい場合、以下の指標も併用しましょう。

IRRで投資判断する手順

実際のアパート投資でIRRを使う際の流れは以下の通りです。

IRRを活用して、投資効率の「本質」を見抜く

IRRは、アパート投資の収支を時間軸で捉えるため、単なる利回りよりも精度の高い投資判断が可能になります。

ただし、IRRが高いからといって飛びつくのは危険。レバレッジや売却価格の想定が甘いと、計画が崩れるリスクも大きくなります。

投資判断ではIRRの数値だけでなく、利益額(NPV)やリスクシナリオも併せて検討することが重要です。空室・修繕・金利上昇など、現実的なリスクも想定し、複数のシナリオでIRRを試算する姿勢が、失敗しない投資への第一歩となります。

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